今にかけて思う
一番もどかしい思いは何かと言うと、
合格よりも義理を選ぶ子が多い
ということです。
例えば以前勤めていた塾では、
ノート作りをメインに置いていました。
ノートの右から5cmのところに赤線を引け。
赤で日付と今日勉強する分野の題名を書け。
大問ごとにプリントを切って貼り、
その下に解答する。
ちなみにプリントはハサミを使わず、
定規を使って切ること。
下から切らずに上から切る。
○付けをして間違い直しまですること。
右の余白には調べ学習をしてこい。
いっぱい埋めてきたらノート評価が高くなるよ。
カラフルだとなお良し。
これが5教科分あるわけです。
考えただけでゾッとします。
これをやらさなければならないのです。
サラリーマンは上からの命令が絶対。
逆らえないので
その指示がどんなにおかしなものでも
生徒には実践させねばなりません。
こんな勉強をさせているので
学校で成績がトップの子でも
結果的には志望校に不合格になってしまいました。
勉強というものが分かっていない塾でも
在る程度のブランド力があれば
生徒も確保できるわけで、
預けた親は子供がどんな指導を受けているか
全く知らないですし、
子どもたちもそれが勉強のやり方だろうと
受け入れるしかない。
私はこんなことはしてはいけないと思いながらも、
ある生徒から相談された時に
こう伝えたことがあります。
まだ100日近く残っているこの時期で、
もし自分がキミの立場なら、
すぐにこの塾をやめて自分で勉強する。
しかし、生徒もさすがにそれは抵抗があったようで、
ずっと通ってきたし、
この時期に辞めると逆に不安とのことで、
結局はそこに通い続けて
合格を棒に振ることになりました。
つい先日の受験の折も
受験生の中にこんな生徒がいました。
センターまで残り30日を切った段階で
あと20点ほど足りない。
そこで医学部の先生とその子のヒアリングを行い
その子が採るべき戦略を提案しました。
しかし、彼の答えはこうでした。
学校で課外がめっちゃあります。
やっぱり受けないといけないんで、
受けるんであれば予習をしていかないと
授業が無駄になると思うんです。
その子の場合、
確かに学校が頑張ってしまって
入試直前に課外がかなり詰まっていました。
しかし、予習に必要な時間でほとんど潰れてしまう。
復習の時間すらない。
その勉強では残りの20点を
埋めるための勉強まで手が回らない。
では学校の課外と残り20点アップの戦略を
兼ねることはできないというと
それは正直難しいことです。
伸びきっている教科の勉強よりも
伸びしろのある教科に
最後ラストスパートかけて間に合わせるのが
彼にとっての最善でしたし、
入試直前に予習中心の勉強になること自体が
かなりナンセンスな状態でした。
結果、彼も志望校に不合格となりました。
どんなに合格に繋がる提案をしても、
それを採るか学校や塾を選ぶかは
やっぱり自己判断なのです。
私達がどう説得しようとも、
最後の決断までを強制するわけには
いきません。
板ばさみになるのは生徒本人ですから
学校もあり塾もあり
別々のプランを提示されたら
確かに困ってしまうと思うんです。
すると付き合いが長い方を選ぶのは
仕方のないことなのかも知れません。
でもその一方で、
合格を振ってでもそちらを選ぶという
発想そのものが
私たちからすれば理解不能でした。
これを読んでいる方の中には、
そういう時は学校に合わせてやらんと
仕方ないだろうなと思う人もいるかも知れません。
私は全くそう思わないし、
義理よりも合格するために
勉強しているんじゃないのかと考えているのですが、
どうも感情的にそうではなくなるようです。
もしそこでこちらの提案に蓋をして、
じゃあ最後まで学校信じて頑張ろうね!
と背中を押せば、
私達の存在意義はありません。
それ以上に、
その子が一生懸命勉強していることにも
意味がなくなってしまうのです。
そのことに本人は気付かないものですが。
つまり、一体何が欲しいのかということを
常に意識しておかなければ
自分にとっての重要な情報が
入って来ないのです。
これをスコトーマ(心理的盲点)と言うのですが、
今までの勉強を単に辞めたくないのか、
残った時間で1%でも合格率を上げるための
選択肢を選ぼうと模索するのか、
そこが大事なのです。
かく言う私は、
高校受験も大学受験も
自分の判断で採った戦略が
功を成しました。
高校受験では成績不振だったので、
残り半年は中学の勉強を完全に放棄し、
志望校の過去問演習に全てを賭けました。
大学受験の時も、
赤本を軸において
分からない教科は原点に立ち戻るところから
積みあげ直して
総点で合格ラインを狙うという戦略に切り替え
前期で無事合格したのです。
つまり、学校や塾でやらされている人は
自分の志望校対策に関して
必要なもの以外のことまで
沢山やらされることを避けられません。
先生を裏切れない、
今までやってきたやり方を棄てきれない、
そう思うかも知れませんが、
そこで合格を棄てられるようなら
最初から勉強なんかするなという話です。
大事な人生です。
時間潰しで勉強をするのなら
別の道を探した方が良い。
成績を上げたいなら、
冷静に考えて色んな発想を学び
時には変化を受け入れねばなりません。
これまで私は上記のような
もどかしい思いを沢山してきましたが、
そのことが逆に
今の日本の勉強事情に関する
根深い因果の鎖に気付くきっかけになりました。
本気かどうか。
本気で合格したいのかどうか。
本気でなければ
当アカデミーのような最高の環境でも
合格させることはできません。
医学部の先生にどんなに
マンツーマンに入ってもらっても、
上位層に入るための勉強法を
どんなに提案しても、
ただ面倒くさく感じるだけでしょう。
でも、逆に本人が本気であれば、
今どんなレベルにある子でも、
すぐに成績なんて伸ばせてしまうものなのです。
めちゃめちゃ厳しい話ですみません。
それだけ皆さんには
勉強に潰されてほしくないと
思っているのです。
右の余白には調べ学習をしてこい。
いっぱい埋めてきたらノート評価が高くなるよ。
カラフルだとなお良し。
これが5教科分あるわけです。
考えただけでゾッとします。
これをやらさなければならないのです。
サラリーマンは上からの命令が絶対。
逆らえないので
その指示がどんなにおかしなものでも
生徒には実践させねばなりません。
こんな勉強をさせているので
学校で成績がトップの子でも
結果的には志望校に不合格になってしまいました。
勉強というものが分かっていない塾でも
在る程度のブランド力があれば
生徒も確保できるわけで、
預けた親は子供がどんな指導を受けているか
全く知らないですし、
子どもたちもそれが勉強のやり方だろうと
受け入れるしかない。
私はこんなことはしてはいけないと思いながらも、
ある生徒から相談された時に
こう伝えたことがあります。
まだ100日近く残っているこの時期で、
もし自分がキミの立場なら、
すぐにこの塾をやめて自分で勉強する。
しかし、生徒もさすがにそれは抵抗があったようで、
ずっと通ってきたし、
この時期に辞めると逆に不安とのことで、
結局はそこに通い続けて
合格を棒に振ることになりました。
つい先日の受験の折も
受験生の中にこんな生徒がいました。
センターまで残り30日を切った段階で
あと20点ほど足りない。
そこで医学部の先生とその子のヒアリングを行い
その子が採るべき戦略を提案しました。
しかし、彼の答えはこうでした。
学校で課外がめっちゃあります。
やっぱり受けないといけないんで、
受けるんであれば予習をしていかないと
授業が無駄になると思うんです。
その子の場合、
確かに学校が頑張ってしまって
入試直前に課外がかなり詰まっていました。
しかし、予習に必要な時間でほとんど潰れてしまう。
復習の時間すらない。
その勉強では残りの20点を
埋めるための勉強まで手が回らない。
では学校の課外と残り20点アップの戦略を
兼ねることはできないというと
それは正直難しいことです。
伸びきっている教科の勉強よりも
伸びしろのある教科に
最後ラストスパートかけて間に合わせるのが
彼にとっての最善でしたし、
入試直前に予習中心の勉強になること自体が
かなりナンセンスな状態でした。
結果、彼も志望校に不合格となりました。
どんなに合格に繋がる提案をしても、
それを採るか学校や塾を選ぶかは
やっぱり自己判断なのです。
私達がどう説得しようとも、
最後の決断までを強制するわけには
いきません。
板ばさみになるのは生徒本人ですから
学校もあり塾もあり
別々のプランを提示されたら
確かに困ってしまうと思うんです。
すると付き合いが長い方を選ぶのは
仕方のないことなのかも知れません。
でもその一方で、
合格を振ってでもそちらを選ぶという
発想そのものが
私たちからすれば理解不能でした。
これを読んでいる方の中には、
そういう時は学校に合わせてやらんと
仕方ないだろうなと思う人もいるかも知れません。
私は全くそう思わないし、
義理よりも合格するために
勉強しているんじゃないのかと考えているのですが、
どうも感情的にそうではなくなるようです。
もしそこでこちらの提案に蓋をして、
じゃあ最後まで学校信じて頑張ろうね!
と背中を押せば、
私達の存在意義はありません。
それ以上に、
その子が一生懸命勉強していることにも
意味がなくなってしまうのです。
そのことに本人は気付かないものですが。
つまり、一体何が欲しいのかということを
常に意識しておかなければ
自分にとっての重要な情報が
入って来ないのです。
これをスコトーマ(心理的盲点)と言うのですが、
今までの勉強を単に辞めたくないのか、
残った時間で1%でも合格率を上げるための
選択肢を選ぼうと模索するのか、
そこが大事なのです。
かく言う私は、
高校受験も大学受験も
自分の判断で採った戦略が
功を成しました。
高校受験では成績不振だったので、
残り半年は中学の勉強を完全に放棄し、
志望校の過去問演習に全てを賭けました。
大学受験の時も、
赤本を軸において
分からない教科は原点に立ち戻るところから
積みあげ直して
総点で合格ラインを狙うという戦略に切り替え
前期で無事合格したのです。
つまり、学校や塾でやらされている人は
自分の志望校対策に関して
必要なもの以外のことまで
沢山やらされることを避けられません。
先生を裏切れない、
今までやってきたやり方を棄てきれない、
そう思うかも知れませんが、
そこで合格を棄てられるようなら
最初から勉強なんかするなという話です。
大事な人生です。
時間潰しで勉強をするのなら
別の道を探した方が良い。
成績を上げたいなら、
冷静に考えて色んな発想を学び
時には変化を受け入れねばなりません。
これまで私は上記のような
もどかしい思いを沢山してきましたが、
そのことが逆に
今の日本の勉強事情に関する
根深い因果の鎖に気付くきっかけになりました。
本気かどうか。
本気で合格したいのかどうか。
本気でなければ
当アカデミーのような最高の環境でも
合格させることはできません。
医学部の先生にどんなに
マンツーマンに入ってもらっても、
上位層に入るための勉強法を
どんなに提案しても、
ただ面倒くさく感じるだけでしょう。
でも、逆に本人が本気であれば、
今どんなレベルにある子でも、
すぐに成績なんて伸ばせてしまうものなのです。
めちゃめちゃ厳しい話ですみません。
それだけ皆さんには
勉強に潰されてほしくないと
思っているのです。


