様々なことを学ぶ人のことを
学人(まなびと)と呼んでいます。
一方で思うのは、
私の見解で言えば、
勉強しているほとんどの人が
学人になれていません。
「学び」とは一体何なのでしょうか。
例えば、私は最近オフィスの模様替えで
オフィス家具の入れ替えをしています。
生徒たちが来るたびに
初めましての家具が搬入されているのです。
しかし、ここで二通りの生徒がいます。
模様替えされた状況や
新しく入ってきた家具に興味を示して
「おお、この机オシャレですね」
とか言ってくれたりする生徒さんと、
全く反応しないで
「ああ、、、」くらいのリアクションで
そのまま黙々と勉強する生徒さんです。
この二通りのうち、
後者の生徒さんというのは
正直伸びないタイプです。
ものごとに関心がないため、
おそらく勉強自体にも関心が薄く、
ただただ黙々と無関心に
勉強しているのだと思います。
こういう子には勢いもありません。
一方で、家具に食いつき
感想を言ってきてくれるような子は
知識吸収率が高い傾向にあります。
各教科のテーマに興味を持ち、
へ〜とか言いながら勉強したりします。
何かを記憶することの根本原理は
興味・関心です。
これらがない人は人としての面白みもありませんが、
勉強すること自体にも
機械のように取り組むものです。
そして文字通り知識を詰め込む。
勉強を機械のようにしてしまう人は、
英語の文章を読んでも
単語や文法ばかりが気になり、
一方学人はその書かれた内容に
興味を抱くような感覚を持っています。
内容をもっと正確に読みたいから
単語や文法を調べようというものです。
そうです。
この両者は視点のつけどころだけでなく、
思考の順番も因果が逆なのです。
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単語・文法を駆使して
文章を読解しなくちゃ、
ではなく、
この話の内容をもっと知りたいから
単語・文法を勉強しなきゃ、
なのです。
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このように、学人マインドを持たないと、
本当に知識だけの習得で止まってしまいます。
知識止まりの勉強ならば
やらない方がマシです。
それは点数を伸ばしたり成績をちょっと上げる
ことくらいにしか役立ちません。
記憶定着率も悪く勉強全体で効率が
非常に悪くなるのです。
その上時間が経てば知識は消えます。
後に何も残らないわけです。
もっと言えば、
「うちの子はやる気がない」と嘆く保護者の方がいますが、
やる気がないこと自体は問題ありません。
ただ、やる気を出す気もないのは問題です。
やる気は2種類あって、
そのうちの内面的動機付によるアゲアゲ状態は
学人マインドにつながる重要な要素です。
これは意図的に形成することも可能です。
勿論、意図的に内面的動機付を引き出すのですから
時間はある程度かかります。
だいたい2週間〜3週間ほどです。
しかし、ここで時間をかけてでも
自分のマインドを切り替えておく方が
絶対に効率的です。
やる気は意図的に引き出せるものなわけです。
しかし、ここまでやってもなお、
やる気の出し方を知りたいという方は多くありません。
やる気がない上にやる気の出し方にも興味がないなら、
残念ながら救えません。
そしてそういう人はどんなに頑張っても
学人に勝つことはできないのです。
勉強を勉強のままでやり続けるのか、
勉強を学びに変えるのかは
あなた(あなたのお子様)次第です。


