いつ頃からあったのでしょうか。
最近車内で“聴いていた”本の中で
学歴主義の採用の話があったので
気になってしまいました。
1910年頃、
明治維新から40年程経っていた当時、
明治維新で活躍した薩長の州派閥が
幅をきかせていました。
そこで当時の日本は
そういった派閥の解消のために
優秀な人間をどんどん登用せんと
考えたのが学歴主義だったようです。
それまでは大日本帝国という
アグレッシブな勢いを見せていた日本。
日清戦争にも勝利し、
大国イギリスとも同盟を組み、
ロシアとの戦争においても
世界最強のコサック騎士団および
海軍バルチック艦隊を破っての
大勝利を収めていました。
しかし、第一次世界大戦も
武器の輸出という黒子役でやり過ごした
当時の日本の軍部は
徐々に善からぬ方向へ進んでいたのです。
そう、学歴主義によって
薩長の派閥解消が進んだ代償に、
実践のない机上の空論ばかりを振りかざす
上官ばかりが出世してしまったのです。
その結果は多くが知るところです。
そう、第二次世界大戦の敗戦。
今から100年ほど前に実施された
学歴主義という在り方は
すでに誤りであったという
歴史的解答が示されていたはずなのです。
しかし、ここ数年でようやく
教育現場が学歴主義に
警鐘を鳴らし始めました。
教育改革です。
学歴はあるに越したことはありません。
しかし学歴しかない子どもたちは
何の力もないのと同じです。
ペーパーテストで優秀であることが
一体実社会でどれだけの意味を持つのか。
今ではターゲティング戦略によって
優秀“かつ”実務能力にも長けている人材を
リクルーターに見つけさせる
採用戦略が採られているところもあります。
企業側も色々な制約を受けている一方で、
その網をかいくぐり
より付加価値を生みだせる人材を
早めに囲う作戦を進めているのです。
私たちは今こそ、
日本の教育の在り方の外から
改めて自分の立ち位置を
確認する必要があります。
私はどこにいきたいのか。
日本の教育はそれに対して役に立つのか。
それをこそ考えるべきなのでしょう。


