霊厳洞という場所があります。
ここはかつて宮本武蔵が『五輪書』を
書いたと言われる洞窟がある場所です。
『五輪書』というのは武士の心、
もっと言えば兵法について書かれたものです。
宮本武蔵が独自に悟り導きだした
戦うということへの本質論と
その心構えみたいものを
1冊の本にまとめたのです。
今回は初めて現地に赴いたのですが、
勉強不足で『五輪書』を読んでいなかったので
今日から早速読み始めています。
その中で気になったフレーズがあったので、
今回はそれをご紹介したいと思います。
読んでいるのは現代語訳版ですので、
少し現代語にアレンジしてありますが、
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剣術一通りの利のみ考えていては、
剣術そのものも理解できないであろう。
勿論、兵法に適うはずはない。
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これを勉強に読み直せば
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勉強一通りの利のみ考えていては、
勉強そのものも理解できないであろう。
勿論、試験に適うはずはない。
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という感じでしょうか。
これは私自身も実感を得た瞬間がありました。
「ん?これはただ単に我武者羅にやっても
効率が悪そうだぞ??」
と気付いた瞬間があったのです。
そのとき初めて勉強から一旦距離を置き、
勉強法や成功法則、脳機能や
記憶のメカニズムなどの情報に
意識を向けることができました。
そのおかげで外側から勉強を捉え直し、
客観的になれたことで
勉強の攻略方法が分かったのです。
実はこの「客観的に把握」というのが大事で、
剣術だけ磨いても強くなれないというのが
正しく勉強だけやっていても成績は伸ばせない
ということにリンクしてくるポイントなのです。
実際、勉強だけをひたすら頑張る
真面目な子ほど、
時間を掛けないと成績をキープできないという
かなり辛い状況に追い込まれます。
それでも、体育会系の部活を終えた者たちに
最終的には抜かれてしまうわけです。
これは残念ながら必然です。
勉強だけしか見えていない真面目な子と、
勉強以外で時間を取られて
工夫せざるを得ない彼らの間には、
運動という別の分野で得たものとの相乗効果で
プラスα分だけのギャップが生じています。
難しい言い方をしてしまいましたが、
勉強だけをしていても発想が広がらず、
逆に勉強以外のことをするからこそ
勉強を客観的に見られるようになる、
というわけです。
加えて言えば、
同じ作業をやり続ければ
誰でも気持ちが萎えてくるものです。
上手く勉強以外のこととのバランスを取って
取り組んで行く方が
精神的にも健全です。
つまり、色々な角度から検証しても、
勉強だけをやり続けて
効率が上がる理屈がないのです。
このことを踏まえて
自身の勉強への取り組み方を
改めて考えてみて下さい。


